足りないものと買い替えたいものを優先する
前回に引き続き、ファッション相談会のお話を紹介いたします。
Kさんは「お友達とランチに行く際のお出かけ着」と「部屋着選び」についてご相談くださいました。
お仕事と真摯に向き合っておられるKさんだからこそ、きっちりしたアイテムは揃っておられますが、お友達とのランチにはそれらは適さないことや、休日は気分や雰囲気を変えたいというお気持ちにも合わないとのことでした。
膝下が細く長くて綺麗でいらっしゃり、気になるのはお腹周りとのことでしたので、少し着丈のあるふわっとしたトップスに、タイトスカートや細身のパンツスタイルが、お得意な印象でした。
そして、コロナの影響でリモートワークに移行し、自宅で過ごす時間が増えたこともあり、急な来客にも慌てず対応でき、ご自宅でも気分の上がる洋服を楽しみたい!とお話してくださいました。
相談会後にいただいたメッセージでは、
「私の部屋着もスウェットの長めタイトのスカートが良いかも!とヒントを得ました。
リラコやジャージよりもエレガントを出しつつ、ラクチンは保てそうです。」と報告してくださいました!
きっちりとした洋服やお出かけ着と比べ、部屋着は後回しになりがちですが、お気に入りを着て、自宅でも気分良く過ごせたら嬉しいですよね。
服は沢山あるのに何を着ようかを改善する一つの方法として、主な行動パターンをぜひ一度書き出してみてください。
例えば、
1. お仕事(お客様に会う、大切な会議がある)
2. お仕事(お客様に会わない、ジャケット不要)
3. 友達とのランチ
4. 習い事
5. ショッピング
6. 子どもの学校
7. 子どもの野球観戦
8. 自宅(来客も対応できる、近所のスーパーにも行ける)
9. 自宅(誰にも会わない、家でだらだら、リラックスできる)
など。
そして、それぞれのシーンで、何を着ていくか。小物は何を持つか。を書き出していきます。
さらに、
・3と4と5、1と6の服は同じコーディネートで良い
・仕事ではシーズンごとに5パターン欲しい
・ランチなどのお出掛け着はワンシーズンで2パターンあれば良い
と自分がそれぞれ何パターン欲しいか整理していくこともお勧めです。(パターンの数は人それぞれです)
Kさんは相談会で以下のことが整理していただけたかなと思います。
・お仕事での洋服は揃っている
・お出かけ着であるお持ちのブラウスに合うボトムスと小物を買い足したい
・家で着る洋服は持っているものの、満足していないから買い替えたい
お買い物の際は、「足りないもの」と「買い替えたいもの」を優先して探していくことが大切だと感じます。
足りないものがプラスされることで、お手持ちのアイテムもより素敵に着こなすことができます。
お気に入りアイテムに買い替えることで、どのシーンでも気分良く過ごせることに繋がっていくかと思います。
Kさんの日々のお洋服選びが少しでも快適になっていただけたら幸いです。
今回参加していただいたKさんとAさん。
それぞれ体型も雰囲気も違うお二人だったからこそ、その点も楽しんでくださいました。また、お互いの魅力的なところやお持ちのアイテムの素敵なところをどんどん伝え合ってくださって、お二方のおかげで、とてもとても楽しい時間でした。
本当にありがとうございました!